明日が契約です。住宅診断はいつすればよいですか?

明日が契約です。住宅診断はいつすればよいですか?

契約日が目前に迫っている住宅購入者からよく寄せられる質問への回答とアドバイスです。

住宅診断会社・ホームインスペクターの紹介

明日が契約です。住宅診断(ホームインスペクション)はいつすればよいですか?

住宅の売買契約の直前、例えば前日になってから、住宅診断(ホームインスペクション)を利用しようと考える人もいます。それまでに住宅診断(ホームインスペクション)の存在を知らなかったという人もいますし、利用するか迷っているうちに契約日の前日になってしまったという人からお問合せを頂戴することもあります。

そして、契約日の前日ではなく当日にお問合せを頂戴することもあります。多くの人にとって住宅購入は1度か2度のものですから、契約が近づいて不安になるのも仕方ないことですが、直前の依頼で住宅診断(ホームインスペクション)を引き受けてもらえるものか、間に合わないのであればいつ利用すればよいのかと考えるのもよくあることです。

原則、契約前の利用を目指す

契約日の前日になってから住宅診断(ホームインスペクション)の利用を希望する場合であっても、原則としては契約前の実施を目指して動くことをお勧めしています。

契約前に利用する最大のメリットは、建物に大きな瑕疵があったときに購入を中止することができることです。

新築住宅であれば、大きな瑕疵があっても売主に補修等の対応を求めることができるため、契約後でも同じだと考えるかもしれません。しかし、仮に完成物件の住宅診断(ホームインスペクション)である場合には、隠れて見えない箇所もあり、見える範囲で大きな瑕疵や欠陥が見つかれば見えない箇所も心配にならないでしょうか。そういったときに購入中止できることは有意義なことです。

また、中古住宅であっても売主の瑕疵担保責任の対象となる瑕疵であれば、補修等を求めることができます。しかし、その対象とならない指摘事項である場合は見えない箇所の心配が生じたときのことを考えると購入中止できる契約前が安心です。

新築住宅でも中古住宅でも、可能であれば契約前の実施を目指してください。

住宅診断会社とのスケジュールさえあえば、依頼日の翌日に対応してもらえることもあります。当日に実施してもらえることもあります。住宅診断(ホームインスペクション)の実績が多いアネストでも、これまでに何度も翌日や当日の依頼に対応してきています。

急だから無理だろうとあきらめずに、問合せすることをお勧めします。ちなみに、契約日の当日に実施するケースもあります。午前に住宅診断しておいて、午後や夕方から契約というケースも年間で何度もあります。どのような流れ、タイミングで進めていくかは住宅診断会社に相談するとよいでしょう。

住宅診断のタイミング

契約後・引渡し前の住宅診断を

どうしても、契約前の住宅診断(ホームインスペクション)の実施ができない場合には契約後の実施を考えることになります。売買契約をしてから、はじめて住宅診断(ホームインスペクション)の存在を知って依頼する人もいます。

契約後に実施する場合、引き渡し前に実施することを優先してください。

引渡し前のタイミング次第では、重大な瑕疵があったときには売主側と交渉しやすくなります。また、交渉の結果次第や見つかった瑕疵などによっては購入中止もありえることです。この購入中止の場合、手付金を買主が放棄せざるをえないこともあれば、内容によっては返金もありえることです。

引渡し後では売主の瑕疵担保責任に基づいて補修等を求めることができますが、契約解除と返金は無理(内容による)であるため、引渡し前を優先して住宅診断(ホームインスペクション)を実施した方がよいでしょう。

引渡し後ならできる限り早期の住宅診断を

やむを得ず引渡し後に住宅診断(ホームインスペクション)を実施することになったときのことをお話しします。ちなみに、やむを得ずというわけではなく、購入後のリフォームやリノベーションの参考とする目的で引渡し後に利用する人もいます。

中古住宅の場合、売主の瑕疵担保責任がどのようになっているのか売買契約書に明記されているはずです。不動産会社以外が売主である場合には、引き渡しから1~3ヵ月以内に買主が売主へ指摘した事項について売主が補修等の責任を負うというものです。

売主の瑕疵担保責任が免責となっていることもありますから、契約書で確認してください。

瑕疵担保責任を求められる期間が決められていますから、買主はできるだけ早く住宅診断(ホームインスペクション)をして建物の状況を把握しておく必要があります。ちなみに、設備等については、引き渡しから7日以内と決められていることも多いです。

新築住宅や不動産会社が売主の中古住宅では、瑕疵担保責任の期間が上記のケースより長く、引き渡しから2年となっています(保証は内容によって異なる。10年など)。2年あるので、ゆっくり見ればよいかというとそういうわけでもありません。見つかった問題や症状によっては、時間の経過とともに売主に対して補修等を求められるか判断が難しくなることも多いからです。

物件の条件や種別などに関わらず、できれば引渡し後できる限り早めの利用を心がけましょう。

売買契約後なら空き家になってから住宅診断

大事な注意点としては、売買契約後に住宅診断(ホームインスペクション)を利用する場合、そのタイミングが引渡しの前であっても引渡し後であっても、空き家の状況で実施することをお勧めします。

売買契約後・引渡し前なら、売主が退去して荷物も全て無い状況での実施です。空き家を買ったのであれば、いつでもいいでしょう。

引渡し後であれば、当然ながら売主は既に退去しているはずです。買主自身が入居する前、家具等の荷物を運びこむ前の実施がよりよいです。

理由は単純です。家具等の大きなものがなければ、室内の調査時に目視確認を遮るものがなく広範囲に確認できるからです。大きなタンスや冷蔵庫などがあれば、その裏側の壁面や下の床を確認することができません。一般的に、住宅診断(ホームインスペクション)では家具等を移動させて行うことはありませんから、無いときに実施する方が好ましいのです。

しかし、売買契約前であれば、家具等の有無よりも契約後よりも前を優先した方がよいでしょう。

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